2020年の必修化
2017年3月に文部科学省から公開された新しい「学習指導要領」で、プログラミング教育が小学校で必修化、中学校と高校で時間数が倍増されました。
小学校では「プログラミング的思考」を育むことが求められています。コンピュータを動かすには正しい手順を踏まなければならない、その手順は論理的に考える必要がある、ということを子どもに気づかせる狙いがあります。

習い事ランキングで上位にランクインされたり、
学習イベントやスクールが多数開催されたりと、プログラミング教育が注目されています。
そもそも、プログラミング教育が必要とされているのはなぜなのでしょうか?
マイクラ界のヒーロー赤石先生もプログラミング教育に太鼓判!
赤石先生はエンジニアとして勤務するかたわら、マインクラフトの「レッドストーン」の解説者として活躍しています。子どものだれもが知っているマイクラ界のヒーロー、そんな赤石先生にプログラミング教育の有用性について推薦の言葉をいただきました。
2020年の必修化
2017年3月に文部科学省から公開された新しい「学習指導要領」で、プログラミング教育が小学校で必修化、中学校と高校で時間数が倍増されました。
小学校では「プログラミング的思考」を育むことが求められています。コンピュータを動かすには正しい手順を踏まなければならない、その手順は論理的に考える必要がある、ということを子どもに気づかせる狙いがあります。
日本の成長戦略の一つ
総理大臣をトップとする「日本経済再生本部」で閣議決定された「日本再興戦略」で、プログラミング教育が重要施策に挙げられています。
——日本の若者がIoT、ビッグデータ、人工知能、ロボット・センサーの技術的ブレークスルーを活用する「第4次産業革命」時代を生き抜き、主導できるようプログラミング教育を必修化する(日本再興戦略2016より抜粋)——
「第4次産業革命」ではあらゆる産業がIT化されます。そのような流れの中で当然のごとく、時価総額ランキングトップをアメリカのIT企業が独占。一方、日本はトップ10はおろか、IT系ではないトヨタが40位にいるのみです。「これではダメだ。ITに強い人材を育てよう」というのが、日本の成長戦略になっているのです。
IT人材の不足
経済産業省が2016年に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、2015年でIT人材は約17万人、2020年には約30万人、2030年には約59万人が不足すると予測されています。
同発表資料では対策として、女性やシニアの活用などを挙げています。また、報酬の向上もうたわれており、IT業界になんとか人材を流そうとしています。
学研テックプログラムではプログラミングを学ぶことで、論理的思考力やITリテラシーが身につくと考えています。
ITリテラシーはわかりますが、論理的思考力はなぜ養われるのでしょう。中央大学岡嶋裕史先生にお聞きしました。
論理的思考力
ものごとを筋道立てて理解する力、わかりやすく説明する力
ITリテラシー
パソコンはもちろん、AIやIoTなどを利用して目的達成する力
プログラミングで論理的思考力が育まれる理由
プログラミングは、コンピュータに仕事を頼むためのお願いごとです。
コンピュータはとても物わかりが悪く、石頭で、空気を読んでくれません。ちょっとした異文化コミュニケーションですよね。
大人相手のお願いごとであれば、「ちょっとお鍋を見てきて」で済んでしまうところも、「鍋を見てくるんだ。見てくるだけじゃダメだぞ。吹きこぼれそうになったら火を止めるんだ。吹きこぼれる予兆を教えてくれって?ぐつぐつ不穏な感じになっていたらそうだよ」などと伝えなければなりません。
指示の順番が少し狂ってもダメです。論理的思考力やITリテラシーにとどまらず、とてつもない予見力、かみ砕き能力、網羅力、忍耐力が楽しく身につくこと請け合いです。
なぜ必要なのか、何が身につくのか、どうやって教えるのか、プログラミング教育の必要性と、
その社会的背景を多面的に考察する連続インタビューを実施しています。
Interview1
中央大学 国際情報学 部開設準備室 副室長 岡嶋 裕史
なぜ子どもにプログラミング教育が必要なのか
中央大学 岡嶋裕史先生に聞きました!
Interview2
PlayStation.comマイクラ部部長 赤石先生
子どもはなぜ「マインクラフト」に夢中になるのか?
プログラミング教育にマインクラフトが役立つ理由
Interview3
外資系IT企業 AIソリューション担当/ビジネス書作家 河野 英太郎
著書累計はなんと100万部!
外資系IT企業のスーパービジネスマンが実践する
子育てとプログラミング教育
Interview4
東京都市大学教授 大谷 紀子
AIはこれからどう進化していくのか、
その中で子どもは何を学ぶべきか、AIの専門家に聞きました!
Interview5
教育ジャーナリスト 中曽根 陽子
プログラミング必修化など教育が変わろうとしている中、
教育ジャーナリストが考える子育てと学校選びとは?
Interview6
公立はこだて未来大学教授 美馬 のゆり
イノベーションを起こす人材の育て方とは?
21世紀型スキルとプログラミング教育
Interview7
東京大学大学院総合文化研究科 研究員 細田 千尋
脳科学者が教える「賢い子」に育てる方法
~プログラミングは論理的思考を養うか
Interview8
国際大学GLOCOM准教授・主幹研究員 豊福 晋平
日本は情報教育の後進国なのか?
豊福先生と教育でのICT活用とプログラミングについて考える
Interview9
しくみデザイン 中村 俊介
デジタルは、子どもの創造性を広げるのに最適なツール
Interview10
ラナンキュラス株式会社代表/NPO法人日本ホームスクール支援協会理事 北本 貴子
子どもの主張を尊重したい――
母親の視点から導き出した主体性を育む教育方針とは?
Interview11
明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科准教授 橋本 直
ARやVRで時間と空間を作り変える
プログラミングは未来を作るための魔法
Interview12
愛知県江南市立西部中学校教諭 岩田智文
授業への理解が深まる!ICTを活用した授業のメリットとは
ご希望の学習スタイルに応じて、スクールとキャンプの2つのコースを用意しています。